フィヴェの日記

日々の生活の中で思ったこと等をなんとなく書いてます

自分に無いから「憧れ」なのかもしれない-20230915

 私は、というか皆様にもあると思いますが、「目標」についてをよく考えます。

 ちなみにですが、私は人から目標を尋ねられることがあまり好きじゃないです。なぜかというと、目標を伝えてしまうとその人と約束したような感じがしてしまうからです。約束は必ず守られるべきだと思うので、私はあまり人と約束をしないです。果たせる自信がないので、そもそもしないという選択をしてます。話がそれましたね。

 私が今している日記も「毎日付ける」という目標があります。こういったものでなくても、「あの本を読みたい」とか「この映画を見る」とかいった極々簡単な目標は日常的に存在してますよね。それ以外に「憧れに近づきたい」というものも目標と言えるのではないでしょうか。

 ということで、私の「目標」。もとい「憧れ」について書こうかなと思います。

 

 幼少期の私の「憧れ」は背の高い友人でした。仮にTさん(tallのTです)としましょう。Tさんは二個上に見えるくらい背が高かったです。そこの家族は皆、背が高かったので羨ましかったです。私がTさんのようになりたいと思っていたのは身長の話ではないのですが、幼い頃は体格差が色々と有利になるものですよね。それから、習い事で体操をしていて体がすごく柔らかかったです。私も一時期、一緒に習いに行っていました。しかし、私はあまりにも運動をすることが下手で、一年に一回は大きい怪我をして長期間練習に行けず同級生に置いていかれることが嫌でやめてしまいました。Tさんには姉がいて、それがとても羨ましかったです。私には歳の近い、血の繋がった人に滅多に会えなかったので、姉や兄のような存在は喉から手が出るほど欲しいものでした。

 「Tさんのように振る舞えたら」と思ったことは何度もありました。Tさんは、なんというかヒーローのような人でした。運動神経も良く、何でもそつなくこなし、友達が沢山いて、何をやっても一番に輝く人という風に思っていました。なんせかなり小さい時です。まだ「テストの点が・・・・・・」みたいなことはなかったので、体格に恵まれて運動ができるだけで尊敬できる要素はかなりあると言えるでしょう。それに、Tさんはすごくハキハキと喋る人でした。あれが好き、これが嫌い、と堂々と言えることは私には難しく、当時の私にはとても眩しく見えました。

 

 もう一人、長い期間私の「憧れ」だった友人がいます。私はその友人のことを考える時に、ふわふわの髪を思い出すのでFさんとしましょう。Fさんと私は腐れ縁でした。私が色々と考えて足を踏み出す先にいつも居たのです。人によってはそういった存在はうんざりするかもしれませんが、自分にあまり自信がなかった私には間違いでないという証明になることでした。それに、先達がいると色々と聞けるので、その点でもありがたかったです。

 Fさんは私と色々を競い合ってくれました。読んだ本の冊数だったり、テストの点だったり、検定の級だったりを競っていました。Fさんの良いところは、決して私の苦手な分野で競おうとはしなかったところです。相手のことをいつでも慮れるところを尊敬しています。私とFさんは同じくらいの実力の内容で戦っていました。それは私の良いモチベーションになっていました。

 

 TさんもFさんも素敵な「憧れ」でした。もちろん今でも友人ですが、前に比べれば幾分か距離はできてしまいました。成長するにつれてできる必然の距離ですが、昔を想うと少し寂しく感じます。

 思っていたよりも長くなってしまったので、今日はここまでにしようかなと思います。お付き合い頂き、ありがとうございます。